20150918「肩書きに悩んでいた頃の話・3」

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    人と話せば自分が見える。

    人に気付かせてもらうときもあるし、
    自分の発した言葉で気付くこともあった。

    相変わらず「クリエイター」という肩書きだったが、
    あるときいいアドバイスをもらった。
    年配のクリエイターさんで、何やっている人か
    全く分からない。(だいぶ経ってから編集者だと知った)

    「何やってるか分からない人ほど、いいクリエイターだよ」

    ベテランからこう言われると俄然勇気が出た。
    それからしばらくその言葉を支えに
    「クリエイター」として活動した。

    ただ、イラストレーターとフォトグラファーと組んで
    作品作りを展開していたアートユニット「Trigger」には
    『ストーリーライター』という肩書きで参加していた。

    このユニットで文章を書けば書くほどに、
    作家として、物書きとして、ライターとしての欲求が
    大きくなっていった。

    実際Triggerで書く文章は自分で言うのもなんだが
    どこに出しても「自分自身」を表した文章だ。
    自分のテイスト。そう簡単に真似のされない世界と空気。

    ただ、ビジネスとしてはどう使っていいか分からない。
    どうはめ込めばマネタイズ出来るか分からない。

    ただ、これが自分の最大の武器なのは間違いがなかった。

    「いいクリエイターはさ、何やってるか分からないんだよ」
    と、受け売りを語りながら、やっぱり自分の本質は
    ライターなんだと思っていた。

    その感情は、自分に対して「フラット」ではない。
    そんな感じがした。

    自分自身の展開も煮詰まり、限界が近づいているようだった。

    《つづく》

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    「言葉にならないを、言葉にする」

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    『37+c』


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