20150907「肩書きに悩んでいた頃の話・1」

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    今、お会いする方々にお渡ししている名刺には

    「コピーライター 文章家」

    と、ずいぶんエラそうな肩書きがついている。

    しかし以前は肩書きを「クリエイター」にしていた。
    文章の仕事がなかったからだ。

     
    今でこそジャンル関係なく書いているが、2005年あたりから
    当時メインにしていたラジオCMの発注が激減した。
    凄まじい不景気だった。
    CM原稿は代理店内か制作会社が書いて、外注はほぼなかった。
    さらに、常駐の仕事を始めたことも相まってか、
    「大西はラジオCMをやめたようだ」
    と推測されて、発注は完全になくなった。

    その一方で、常駐先ではWeb関連やポッドキャストの
    録音や編集の制作を覚えながら作業していた。

    それまで文章制作したことのない人間が、デザインやらHTMLやらの
    書籍を読みまくって、それ片手に作業して自分の物にしていく。
    もうそれは自分との戦いだった。
    書籍、マニュアル、ネット検索で、昼飯はお弁当を持参して
    ずっとパソコンの前で食べていた。Web自体が参考書だった。

    完全に独学だからベーシックなところは無視していたが、
    それなりに使えるようになったし、個人さんからポロポロと
    名刺デザインや個人誌のページデザインの依頼も受けた。

    信じられないが、地方のラジオ局で僕の編集した番組が
    オンエアされていた時期もあった。どうかしてる。

    2011年だったか、メビック扇町で開催された
    「クリエイター・ミーティング」で自己紹介するときに困った。
    なんと言って自分をPRすればいいか分からなかった。

    「コピーライター」という意識はある。
    でも仕事もないのにそんなの言えない。
    かといって、デザイナーなんてのも言えない。
    だってミーティングにバリバリのすげーデザイナーとかいるんだもん。
    言えるわけない。

    だから「クリエイター」って名乗ることにしたのだった。

    《つづく》

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    「言葉にならないを、言葉にする」

    関西のコピーライティング・文章制作
    『37+c』

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